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2008年01月 アーカイブ

2008年01月09日

音楽日記

 昨年末旧東ドイツのドレスデン近郊のBAUTZENにて行われた、2007年末コンサートに出演しました。BAUTZEN・SOLOB美術館ホールを筆頭に3日間連続演奏しました。

 街全体 おとぎ話に出てきそうな城下町で周囲全体風景画そのものでした。古きよき時代の情景そのもので本来のヨーロッパはこうあるべき!と思いました。というのも最近ヨーロッパの主要都市では壁に落書きが多く描かれてしまっているためです。WALL PAINTIGが文化の一部であるNYのそれとは少し違うと思われます。

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 さて 今回のプログラムは2時間プログラムでSOLOB民族出身の作曲家の作品を重に演奏してきました。中でもHINC ROY 、JAN Cyz、JURO METSK WEISNER ARMAROLI、POGODA、KOBJELA等作曲家ご自身の前で実演できた事は素晴らしい経験でした。

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 演奏編成としてはVIOLIN、BARITON、PIANOのトリオという今までには無い試みでしたがそれゆえとても面白い作品ばかりでした。それぞれ民族的個性の光る実に面白い作品でした。

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BAUTZENにはいまだに スラブ族の末裔に当たるSOLOB族が、ほぼ移住時の生活習慣のまま暮らしを営んでおり、お祭りなどの際には民族衣装を着てお祝いをするようです。実際この度共演させていただいたドイツ系ソロブ人のピアニストHEIDE MARIE WIESNERのご親戚の方は民族衣装を着ていらした。

 初日演奏させていただいた、ソロブ族美術館ホールから見渡す風景はとても美しかった。又ソロブ族の歴史的写真などが展示されているホール内部も響きも素晴らしく実に良く完備されていて感激しました。

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 2日目はCOTTBUS 音楽ホールで行われ、その様子一部がドイツのRADIOにて放送されました。ULRICH POGODA氏のお力添えでRADIO出演が可能となった模様です。リハーサルはマイクテストなどで忙しかった。


鷲見恵理子

音楽日記2~特筆したい2人の作曲家との出会い

 POGODA 氏の作品のイメージは北国らしく静かに氷の張った状態を思い浮かべさせしかしながら暖かさをも思わせる不思議な曲でした。
 小刻みなピアノのリズムの流れと共にバリトンが詩を唱えるような形で歌い上げ、それに対しヴァイオリンが不規則なリズムでピッチカート混じりで演奏されるというシンプルそうでありながら、複雑な素敵な作品でした。

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 ポゴダ氏ご自身素敵な紳士でした。

 最終日にはプログラムの最後を飾るDETLEF KOBJELA氏がご婦人と共
にご来場くださいました。ソロブ族のいでたちをされていました。

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GESANGE FUR BARITON、VIOLIN、kLAVIER JAN KOSKによる原文
          
 1 ABSCHIED IN UNS   
 2 RUSSISCHES LIED
 3 SOMMER LIED

 3楽章から成る曲で一曲目は別れについてバリトンが情念込めて歌い語るもので陰鬱な感じのでもグレゴリア聖歌風なやや風変わりな感じの曲です。2曲目はロシアの歌というだけに雄大ながら躍動感に満ちた歌です。終楽章は<夏歌>出だしは穏やかながらもすがすがしい感じで曲の途中動きが出又最初のテーマに戻るといった、素朴な歌曲ながら中間部は少しミュージカル風な謳歌している風な素敵な曲でした。

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 終演後演奏について感想をお聞きしたところご自身の曲も含め又プログラムで演奏したFRANKのソナタも含め作曲家の意図をとても取り組んだ素晴らしい演奏スタイルだというお言葉を下さったそうです。
 現代曲の演奏をさせていただくなかでも特に特別な経験をさせていただいた気がします。やはり作曲者たちの豊かな感性に満ちた心との交流がインスピレーションを更に与えてくださった・・・そのような気がします。
 これらの曲を通じて素敵な(ヨーロッパの1月6日までの)クリスマス年末をお祝いする事が出来ました。


鷲見恵理子

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